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4/30/2020

卯月 4月

家庭では春休みに行くはずだった北海道旅行をキャンセル、仕事では益子の陶器市が中止、と大幅に予定が狂ってしまった4月となりました。当然、困ったこともありますが、元々、家中心の生活を送っているので、幸いストレスはためず毎日を過ごしています。

東日本大震災の時もそうでしたが、こういう時に私のような仕事をしている人間は無力だなあとつくづく思います。しかし今は、おとなしくしていることが社会への一番の貢献だと思って、籠もって制作に励んでおります。

さて、先月は大正時代のミニチュアひな人形のお話をしたので、ミニチュアつながりで今月はお気に入りのミニカーを紹介したいと思います。

【TOYOTA 2000GT】(写真左)
ボンドカー。初めて目にしたのは映画「007は二度死ぬ」で、一目惚れでした。ちなみにその時ボンドガールを演じた浜美枝さんも素敵な方で大好きです。
実車はトヨタの博物館にありますが、街でも白と赤、それぞれ一回すれ違ったことがあります。

【デロリアン】(写真中央)
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に登場するあの車です。大好きな映画で、私が中学生の頃から飼っていた犬に、映画に登場する犬と同じ「アインシュタイン(アイニー)」と名付けたほどでした。
こちらも実車がトヨタの博物館にありますが、街でも奇跡的に一度だけすれ違ったことがあります。本当、幻!?と思わず目をこするほどでした。

【フェラーリ ディーノ】(写真右)
トミカから、小さい頃に遊んでいたお気に入りのミニカーと同じ車種のものが出ているのを発見し購入したものです。多分、遊んでいたのは幼稚園の頃だったと思いますが、その造形ははっきり覚えているもので、なんだか懐かしい人に再会したような気分でした。
昔、持っていたのは黄色で、スケールもトミカより大きかったのですが、さすがはフェラーリ、幼稚園児の心もつかんでいたのだなと感心してしまいました。



3/31/2020

弥生 3月

今月は本当に大変な月になってしまいました。

東日本大震災の時のような大変なことが自分の生きている間にまた起きてしまうとは。しかも全世界で。

今年は確実に厳しい一年になりますが、亡くなっている人もたくさんいることを思えば、少しぐらいのことは耐えていかねばなりません。

さて、先月は写真の話をしましたが、今月はそこから陶芸の道に進んだ話をしたいと思います。
私は、先月お話ししたような写真活動をしながら、博物館でアルバイトをしていました。そこにはいつでも一級品を目にすることが出来る環境があって、その中でも特に古伊万里や鍋島などの肥前磁器や、宋時代の中国陶磁に目を奪われていました。

また、憧れの写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンのようなスナップ写真を撮りたい!と出掛けた地方では、陶芸家の記念館や窯元に訪れるのも楽しみで、そのようにして徐々に陶芸の世界に引き込まれていったのでした。私が特に影響を受けた場所を三か所挙げるとするならば、
京都の河井寛次郎記念館
益子の旧濱田庄司邸
笠間の春風萬里荘(北大路魯山人の旧宅)
でしょうか。今思えば少々渋いですが、このような巨匠の生活に大きな憧れを抱いたのです。

〈今月の写真〉
我が家のお宝、祖母が幼かった頃から飾ってこられた大正時代のお雛様です。驚きなのはその大きさで、なんと一体約3センチほど。本当に細かいところまでよく出来ていて、毎年この時期にこのお雛様を見ると、自分も時代を超えて人に感動を与えられるものを作りたいとつくづく思います。



2/29/2020

如月 2月

今月は、私が陶芸に出会う前の話を少ししたいと思います。

大学では芸術学科で日本美術史を学んでいたのですが、その傍らでカメラにのめり込み、学生生活と平行してある写真家さんの事務所に出入りをしていました。写真学校の学生だったらお金を払ってでも見たいような現場にもたくさん行かせていただきましたが、特に厳しい商業写真の世界では、アシスタントのアシスタントぐらいの働きしか出来なかったように思います。
しかし暗室作業は向いていたようで、多くの作業を任せていただけるようになり、シルバーゼラチンプリントの腕前は確実に上がりました。とはいえ、今はすっかりデジタルの時代になってしまい、この技術を発揮する機会はありませんが・・・。

その後、大学や写真事務所を離れてからも写真を続け、2008年には現代美術に関する著書の多い山口裕美さんの「THE POWER OF JAPANESE ART」(アスキー)という本で6ページにわたり紹介していただきました。しかし、もうこの頃には陶芸の世界に片足を踏み入れており、私を取り上げてくださった山口さんには申し訳なく思いましたが、これが私の写真家としての最初で最後の仕事となりました。

フィルムカメラはほとんど手放したのですが、写真(下)のカメラだけはどうしても手放せず大切に手元に置いている一台です。そしてカメラの右上の写真は前述の「THE POWER OF JAPANESE ART」より坂の多い町、尾道がもし平坦だったらと仮定して撮った一枚なのですが、今月、その尾道が出てくる小津安二郎監督の映画、「東京物語」をちょうど観たので、やや強引にその話に続けたいと思います。

「東京物語」、初めて観たのは大学生の頃でしたから、家庭を持った今では親子の心情など、あの頃よりも多くのことが理解出来ました。10年や20年、間を大きくあけて映画を見直すのもなかなか面白いものです。父親役、笠智衆の調子が淡々としているだけに、娘役、杉村春子の意地悪で憎たらしい演技が際立っていて、改めて演技のうまさに驚いてしまいました。
しかし生涯独身だった小津監督はよく「家族」というテーマをここまで細やかに描けたものだと不思議に思います。いや、むしろ客観的にいろいろな家族を見ている方が本質が見えてくるものなんでしょうか。いずれにしろ、「東京物語」は私にとって家族とは?人間とは?といった問いに答えてくれる教科書のような作品であり、月並みな表現ではありますが、「不朽の名作」です。



1/31/2020

睦月 1月

2020年

独立したのが2010年ですから、それから丸10年が経ちました。
独立したての頃は兼行法師の「徒然草」にあやかって「つれづれ」を数字の「2020」になおし、2020製陶所(にまるにまるせいとうじょ)という屋号で活動していたので、最近、数字の「2020」を目にしたり、「にまるにまる」と耳にしたりすると、なんだか自分が呼ばれているような気がしてつい反応してしまいます。

2007年からの約2年半は、佐賀県の有田で焼き物の勉強をしていたのですが、その頃、長崎市の外海地区にある遠藤周作文学館に訪れたのがきっかけで、作家の代表作である「沈黙」を読みました。
それから10年以上経った今年に入って、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙」が無性に観たくなり、映画を観る前に文庫を取り出してもう一度作品を読んでみました。

「沈黙」は、キリスト教が弾圧されていた時代の日本に潜入、隠れて布教を試みていたポルトガルの司祭が捕らえられ、日本人信徒の受ける拷問の前で棄教を迫られる物語ですが、この司祭を含めた主要な登場人物には実際にモデルが存在していて、当時の現実に近い物語なのだと思います。

さて、小説を読み終えた勢いで映画を観た感想ですが、ひとことで言うと傑作だと思いました。映像により私の持っていた物語のイメージを補完してもらい、「沈黙」に対する理解度がより一層深まりました。本当に映像化に感謝です。個人的には、日本人信徒を演じた窪塚洋介と塚本晋也の好演が心に残りました。
次は映画を観終えた勢いで、昔、古本屋で買った「芸術新潮」の沈黙特集を読み直し、「沈黙」秘話が書かれた遠藤周作著「沈黙の声」も新たに購入。
スコセッシ版から遡ること45年の1971年には篠田正浩監督が「沈黙」を製作していたことも知ったので、機会があればこちらも是非観てみたいと思いました。しばらく「沈黙」熱は冷めそうもありません。

ちなみに、私の祖父母は今でも潜伏キリシタン(隠れキリシタンは俗語だそうです)の子孫が多く住む長崎県の生月島というところで先生をしていた時期があったそうなので、もし今でも生きていたら島の人々の話でも聞いてみたいものだなと思いました。

最後に話は変わりますが、我が家の2020年、初詣は奈良に行ってきました。
子どもたちが薬師寺でひいたおみくじには「福枡」と、「福よせ熊手」のかわいい小物が入っていました。福の多いしあわせな一年となりますように。



7/08/2018

雑司ヶ谷手創り市


<出展のお知らせ>

7/15(日)

雑司ヶ谷手創り市

東京 雑司ヶ谷鬼子母神にて

http://www.tezukuriichi.com/home.html


梅雨が明け、ビールがより美味しく感じる季節になりましたね。
モルツ党員の私は先日、府中にあるサントリーのビール工場に行ってきました。
工場見学に試飲と、とても楽しい時間を過ごしてきました。

せっかく府中まで足を運んだので、大國魂神社でお参りをし、東京競馬場で運だめしもしてきました。
初めて生で見た競馬では女性騎手の藤田菜七子さんが目の前で勝利し、とても盛り上がりました。
運だめしの結果については触れませんが、私の通算成績は「プラス」であることだけは言っておきたいと思います。

6/10/2018

雑司ヶ谷手創り市


<出展のお知らせ>

6/17(日)

雑司ヶ谷手創り市

東京 雑司ヶ谷鬼子母神にて

http://www.tezukuriichi.com/home.html


関東も梅雨入りしましたね。
最近は年をとったせいか、梅雨にありがたみや風情すら感じられるようになりました。

この雨の時期に聴きたくなる音楽が邦楽、洋楽、ともに幾つかありますが、ジャズではなんといってもジョン・コルトレーンの「After the rain」です。雨上がりの情景が浮かぶ美しいメロディー、最高です。

手創り市は雨天中止なのでご注意ください。
今週末はAfter the rain、梅雨の合間できっと晴れ上がってくれることでしょう。

5/21/2018

縁側日和


<出展のお知らせ>

5/27(日)

縁側日和

埼玉県久喜市 久喜菖蒲公園にて

http://engawabiyori.net

気持ちの良い初夏の菖蒲公園でのイベント。食べ物がとても充実しているので、公園ランチにもおすすめです。是非、遊びにいらしてください。


<映画の話>

是枝裕和監督がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。
年に数本しか映画を観ない私でも是枝監督の作品は好きで結構観ていたので、今回の受賞はとても嬉しかったです。
最近は漫画などが原作の映画が多くてどうもなぁと思っているのですが、そんな中、脚本がオリジナルで(例外もありますが)、しかもその話がよーく練られている是枝作品は本当に価値があると思います。

あと今、気になっているのはウェス・アンダーソンの「犬ヶ島」。日本が舞台のアニメだという。いったいどんな映画なんだろう?
ウェス・アンダーソン作品は内容もさることながら音楽のセンスが最高で、思わずサントラを買ってしまうほど。「ライフ・アクアティック」でセウ・ジョルジがデビッド・ボウイを弾き語るシーンはあまりにもかっこ良くて、その後、セウ・ジョルジをマークするきっかけになりました。

4/22/2018

益子 春の陶器市


<出展のお知らせ>

4/28(土)~5/6(日)

益子 春の陶器市

栃木県 益子町にて

http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/

今年も陶器市の季節がやってきました。
大型連休は是非、益子まで足をお運びください。
私の出展場所は、益子陶芸美術館に隣接する「遺跡広場」となります。
今回は左奥の辺りに出しています。
たくさんいる出展作家さんの中から見つけ出していただけたら嬉しいです。

話は変わって最近、とある動画で「もやしのひげ」は取るものだということを初めて知りました。
これって気の遠くなるような作業に思えるのですが・・・。

春は新たまねぎが美味しい!
益子周辺の食事処もだいぶ開拓してきたので、それも楽しみにしています。

4/08/2018

はるのパン祭り


<出展のお知らせ>

4月15日(日)

雑司ヶ谷手創り市 はるのパン祭り

東京 雑司ヶ谷鬼子母神にて

http://www.tezukuriichi.com/home.html



最近、家に置いてあるじゃがいもから次々と芽が出てくる。
これも春の訪れの報せなのだろうか。
とにかく早く料理をしなくては。

春、桜が満開の斑鳩に行ってきました。
今度、小学一年生になる娘はスケッチが好きで、法隆寺で描いた仏像の絵はなかなかの力作でした。
みうらじゅん氏のように育ったら面白いな。


<今後の予定>

4/28(土)~5/6(日) 益子 春の陶器市 (栃木 益子町)

5/19(土) みんなの市 (埼玉 川口 senkiya ギャラリーtanabike)

3/12/2018

雑司ヶ谷手創り市


<出展のお知らせ>

3月18日(日)

雑司ヶ谷手創り市

東京・雑司ヶ谷鬼子母神にて

http://www.tezukuriichi.com/home.html


「音楽の話」

今年、チャットモンチーが惜しくも解散してしまう。
今更だが、この間、アルバム「告白」(2009)を聴いた。
最強のガールズバンドだと思った。

他に、ここ一年ぐらいで買って正解だったCDは、

・中納良恵 「窓景」

・キリンジ 「フリー・ソウル」

最近は、NakamuraEmi の「新聞」にグッときている。
新聞の歌なのになんだか切ない。